内容説明
日常のなかに不意に現われる亀裂―その向こう側へ手を伸ばし、危機感を孕んだ表現へと結晶させた新鋭俳人の誕生。東日本大震災後の俳句のアクチュアリティをも問う瞠目の第一句集。第４回芝不器男俳句新人賞受賞。同賞選考委員による選評を栞として附す。
目次
花―平成十四年～十七年
光―平成十八年～二十年
蓮１―平成二十三年～二十四年
蓮２―平成二十五年
蓮３―平成二十六年
著者等紹介
曾根毅［ソネツヨシ］
昭和４９年香川県生まれ。平成１４年「花曜」入会、鈴木六林男に師事。平成１７年「花曜」終刊。平成１８年「光芒」同人。平成２０年「光芒」終刊。平成２２年第一回北斗賞次席。平成２３年「ＬＯＴＵＳ」同人、第二十九回現代俳句新人賞佳作奨励賞。平成２４年第三十回現代俳句新人賞佳作。平成２６年第四回芝不器男俳句新人賞。現在「ＬＯＴＵＳ」同人、編集委員。現代俳句協会会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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はち
2
句集の読み方はよくわからないが、この句集は面白かった。花鳥風月を詠む（と思い込んでいるだけなんだろう）俳句に、原子力を足すとこうなるのか。俳句だと短歌よりは感情を露わにはできないだろうが、ここにあるのは現実の危機だった。いや、それだけの句集では断じてないけれど。2016/01/13
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