感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
loanmeadime
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高校が同窓という事から筆者を知り、「イワンの馬鹿の恋」「空塵秘抄」と句集を読みました。なかなか難しくて大変だったのですが、本書は俳句ではなく俳句の評論という事で、彼女の俳句そのものよりは入って行きやすいか、と考えて読み始めました。評論部分は良いのですが、揚句は結局、一句一句考え込み、随分時間がかかりました。 一つ勉強になったのは「俳句の切れ」というのを教わったことです。攝津幸彦さんの句で言えば、燕子花から人生の間の飛躍にこそ俳人の思いが込められている、という事らしいです。2017/04/09