内容説明
悪魔に魂を売ったとまで噂された不世出の天才ヴァイオリニスト、ニコロ・パガニーニの遺した幻の楽譜がたどった奇しき遍歴―忽然と現われた「ヴァイオリン協奏曲第４番」発見の謎を、豊かな学識としなやかな想像力、瑞々しい感性で描く。
感想・レビュー
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ムーン
0
良い2017/12/09
ちゅん
0
魔性の者パガニーニ。彼のヴァイオリン協奏曲第四番の楽譜をめぐる物語。 楽譜の片割れに期せずして出会ったガリー二はその後取り憑かれたようにもう片方の楽譜を探す。 そのもう片方を、これまた期せずして出会い、その完成度の高さからこれに取り憑かれてしまう名も知れぬ若き中尉。この中尉の慧眼も凄い。 この物語の作者もパガニーニの正にこの第四番に取り憑かれ、この物語を描いたと。 そんな物語。100ページ強でサラッと読めます。2019/09/22
