内容説明
著者が、この本の中で最も力を入れたことは、「若い医師たちは医療の最も基本的な事項をおろそかにしないでほしい」ということに尽きます。また、本文で大きく扱った“老人のケア”は、今後ますます増加する老人のための医療の質を高めるための哲学であり、この点を読者に強く訴えようとしたものです。
目次
第1章 患者のための医療とは
第2章 “医師”とは何か
第3章 こんな医師でいいのか
第4章 望まれる医師とは
第5章 老人のケアを見直そう
第6章 終末期のケア
第7章 保険制度と病・医院経営
第8章 医療を取り巻く問題点
第9章 こんな病院でいいのか―著者が経験した病院の実態
著者等紹介
柴山豊[シバヤマユタカ]
昭和5年、東京に生まれる。筑波大学付属高校、成蹊大学医歯学進学課程を経て、昭和31年東京医科大学卒業。昭和32年より40年まで東京大学医学部内科物理療法学教室にて研究し、東京大学医学博士の学位を授与される。その間、国立伊東温泉病院、同愛記念病院などに勤務し、診療にあたる
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