内容説明
「その頃の暮らし」に、一九六〇年代の時代背景を素描し、「忘れえぬ人たち」に、一九五九年から七一年までの事例を、人物は仮名でドキュメント風に描いた。「生存権保障を考える」では、社会福祉の理論と現状について検討を試みた。
目次
第1章 その頃の暮らし
第2章 忘れえぬ人たち(「お仕事」の人;「日記」を書く少女;震える「扶養義務」;「坂」の老夫婦;「たかえ」の世界 ほか)
第3章 生存権保障を考える(つくられる貧困;生活保護法の運用上の問題;東京都の福祉事務所では;職員の悩みもつくられる;東京都職員の労働環境について;「恐怖感」と「閉塞感」をこえて;生存権保障の将来)
著者等紹介
青木みつお[アオキミツオ]
1938年生まれ。都立定時制高校卒業後、58年、東京都の福祉事務所勤務。59年から71年まで、ケースワーカー。公的扶助研究会員、都職労中央委員、東京都児童福祉司会会長を経て、退職後97年から2001年まで、詩人会議編集長。中央大学第二文学部仏文専攻卒。詩人会議常任運営委員。誌都同人
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