目次
第1章 「助け」の心理(担い手は受け手の立場がわからない―自身も助けられてみる以外に解決法なし;活動者は足元の対象に気づかない―「迷惑な客」をそれと見極める目ありや ほか)
第2章 「活動者」の心理(奇怪な「自発性信仰」の蔓延―「強制」と「自発」の間はファジーだ;「動機」絶対主義の国―不純な動機は不純な活動を生むか? ほか)
第3章 「助けられ」の心理(心の貸借対照表―サービスの受給一方の人をつくる残酷;助けを求めるのはとてつもなく敷居が高い―「私が見込んだ人ならいい」? ほか)
第4章 「当事者」の心理(施設入所者はなぜ「幸せそう」なのか?―要求水準の法則;弱者は逆転満塁ホームランを狙っている―強者とは別の道でトップに ほか)
第5章 ニッポンの「福祉」風土(「半個」の文化―改めて日本人の文化を整理してみたら;レッテル貼り人種―ボランティアへの「壁」 ほか)
付録 福祉の人間学・総括表
著者等紹介
木原孝久[キハラタカヒサ]
1941年東京生まれ。早稲田大学第一政経学部卒業。救護施設、点字図書館職員、福祉・医療関係雑誌記者、中央共同募金会を経てフリーに。現在「わかるふくしネットワーク」を主宰し住民流福祉のあり方を追求。月刊「元気予報」発行
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