内容説明
15年の「企業都市」研究の成果に、千葉県が脱第1次産業県からの脱却を期待し県政を挙げて推進した工業化と、千葉県が工業化の拠点に選び、わが国有数の重化学工業の集積地になった市原市、1960年以降は「企業都市」として再出発した市原市の1970年代後半以降の「ポスト重厚長大型・素材供給型工業化」、1980年代後半以降に表出した「バブル経済とバブル崩壊後」の構造変化などについて検証した成果の一端をくわえた論文集。
目次
序章 戦後日本の地域問題―暮らしと発達保障の視点から
第1章 千葉県の工業化・都市化と地域構造の変化
第2章 市原市の工業化と都市構造の変化
第3章 開発行政と市民生活
第4章 企業都市と行政構造
第5章 企業都市と財政構造
第6章 工業化・都市化の虚像と実像―オイルショック後の千葉県
第7章 企業都市の虚像と実像―オイルショック後の市原市