内容説明
『クリスマスイブのきゃく』英語版絵本。人間は社会的動物です。はなし相手がなければ、生きていかれません。アモスくまに出会ったおばあさんの問題は、それでした。目がほとんど見えない、一人暮らしのおばあさん。回りにいるのは、ネコ、カナリア、ネズミ…せめて、クリスマスイブに、はなし相手がいたらなあ、という希望をいだいていました。すると、その望みがみごとにかなったのです。暖かい体と心をもつ、大きな客。これといって特別な話はしなかったけれども、しみじみと心に通じる「なにか」がありました。その「なにか」とは、まるで人間のような存在感、人間のような暖かい心だったのです。