内容説明
バナナ園の熟れたバナナをサルに食べられてしまったおばあさん。ねっとりした蜜蝋で人形をつくり、バナナ園に置きました。人形の頭にのせたカゴにはおいしそうなバナナをいっぱい入れて―。そこへやって来たサルは、人形を人間だと思いこみ、「そのバナナ、ひとつくれないか?」と声をかけます。でも人形は何もこたえません。怒ったサルがなぐりつけると、その手が人形にぺったん!もう一方の手でなぐりつけると、その手もぺったん!こんどは足で蹴ると、その足もぺったん!さあ、サルはどうなるのでしょうか?アマゾンのむかしばなし。
著者等紹介
カンポス,パウロ[カンポス,パウロ][Campos,Paulo]
ブラジルに生まれ、1962年に来日。その後40年以上に渡って日本各地を訪ね歩き、多くの人々、様々な物語に出会う。現在は、東京で出版業に専念
トリンダデ,ジョゼ[トリンダデ,ジョゼ][Trindade,Jos´e]
ブラジルのアマゾン州生まれ。12歳の頃から絵を描き始め、17歳でプロとなる。アマゾンの動植物が彼のテーマとなっている。数々の作品がブラジルを始めアメリカ合衆国、日本などの美術館に収められている
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