内容説明
昔々、インドにはまだ本という形はなく巻物や折本を読んでいた時代のことです。読書が好きで好きでたまらない少年がいました。歩きながらでも読書を続けるので、ケガをしてばかり。その様子を見て気の毒に思った学問の神様、サラスヴァティに、少年は両足にも目が欲しいと申し出ます。その願いは叶えられ、少年はそれまで以上に読書にいそしむことができるようになりました。インドに伝わるお話です。
著者等紹介
ジャファ,マノラマ[ジャファ,マノラマ][Jafa,Manorama]
インドを拠点に精力的な活躍をする児童文学作家。ヒンズー語、英語の創作に秀でている。著作物はもとより、児童文学に関する研究論文も多い。ユネスコ主催児童文学賞の審査員も務めている。1996年から2000年まではIBBY(国際児童図書評議会)の要職に就いた。インド児童文学の創作活動に多大な貢献を成し遂げ、その功績はインド国内のみならず国際的にも認められている
ジョシー,ジャグデシュ[ジョシー,ジャグデシュ][Joshi,Jagdish]
インドで最も著名な童画家。カルカッタの芸術大学で美術を専攻し、イラストを手がけた作品は150を越える。作品は、英国、米国、日本でも出版されている。1980年ACCU(アジア/ユネスコ国際センター)主催の第2回野間コンクールで入賞。1998年にはアンデルセン賞にノミネートされた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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