内容説明
ミルク色の柔らかい月の光が空からふりそそぐような夜のこと。子どもたちは、お月さまを空から下ろして自分のものにできるなら、どのように使おうか考えます。部屋の明かりにしたいという子あり、舟の帆にしたいという子あり…子どもたちの望みはさまざまですが、最後は気持ちがひとつになって、やっぱりお月さまはみんなのために空に置いておこうということになりました。イランの、しっとりとしたお話です。
著者等紹介
テイムリヤン,アナヒタ[テイムリヤン,アナヒタ][Taymourian,Anahita]
1972年生まれ。建築と絵画で修士号を取得。グラフィックアーティスト、大学講師、画家、インテリアデザイナー。絵本や教科書のイラストレーションを手がける。第13回野間コンクールで佳作受賞
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