仮面のまちがい

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 24X35cm
  • 商品コード 9784880121536
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

南アメリカ大陸の大西洋側、特に熱帯・亜熱帯地域は、ほぼ全域に渡りアフリカ文化の影響が見られる。この作品のテーマとなっている祭りも、カトリックの伝説と黒人文化が融合したものである。聖書によれば、イエス降誕の数日後、三人の博士が祈りを捧げるためベツレヘムにやって来たという。そのうちの一人はバルタサールという名で肌が黒かった。後にキリスト教の暦で一月初めに、聖バルタサールの祭りがとりおこなわれる習慣ができたが、ブラジル南部、ウルグアイ、アルゼンチンで特に黒人の多い地方では、彼らが中心になって行っている。祭りの進め方は地域によってまちまちだが、アルゼンチンのサンタフェ州に見られる習慣がカンバランガである。これは、マスクで顔をかくした騎乗の男性が互いに追いつ追われつするもの。顔が見えないため人違いが起きることもあるわけで、それがこの作品の勘どころとなっている。

著者等紹介

ボース,マテオ[ボース,マテオ][Booz,Mateo]
1881~1943。本名ミゲル・アンヘル・コレーラ。アルゼンチン、サンタフェ州ロサリオ市出身の作家。新聞記者、地方公務員を務めるかたわら、生まれ故郷を舞台に次々と作品を生み出した

フレガ,ムリエル[フレガ,ムリエル][Frega,Muriel]
1972年~。ブエノスアイレス(アルゼンチン)生まれ。大学でエングレービングや絵画の技法を学んだ後、大学院にてリトグラフコース修了。1994年よりオスヴァルド・ハリルの工房で活動。アルゼンチン国内外の展覧会での受賞作品も多く、これまでに3回の個展を開いている。近年はイラストレーターやデザイナーとして多方面で活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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