内容説明
やっとのことで、長く降り続いた雨がやみました。こんなに良い天気は、しばらくぶり。オウムは家から飛び出し、散歩に出かけました。それも、ひさしぶりの冒険を求めて、いつもは出かけない遠いところ、パラナ川に向かったのです。さて、望みどおり冒険が待ち受けてはいましたが、それは恐ろしいヒョウとの出会いでした。望みがかなった代わりに、オウムは大きな犠牲を払うことになりました。大事な羽をほとんど全部、ヒョウにむしり取られてしまったのです!何とか仕返しをしたいと思ったオウムは、狩人の主人と一緒にヒョウに立ち向かいます。
著者等紹介
キロガ,オラシオ[キロガ,オラシオ][Quiroga,Horacio]
1878年ウルグアイのサルト市生まれ。主にアルゼンチンで作家活動を展開したが、ブエノス・アイレスだけではなく、彼が深く愛するミシオネス地方のジャングルでの暮らしも長かった。1937年没
エグリ,ディエゴ[エグリ,ディエゴ][Egli,Diego]
1978年、アルゼンチンのブエノスアイレスに生まれる。ブエノスアイレス大学でグラフィックデザインを専攻。オスヴァルド・ハリル氏のもとで版画技術、そしてカルロス・ヴィギのもとで絵画を研究する。国内外の展示会に参加し、1995年にはキンケラ・マルティン展覧会の版画部門にて最優秀賞を受賞
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