内容説明
ある国の王様が、大変頭の良い娘と出会いました。二人はなぞをかけ合いながら、どちらが本当の知恵者なのかを競います。最後にはとんちを利かせた娘に軍配が上がり、王様に替わって国を治めることになりました。このお話のように、登場人物がなぞをかけ合いながら、ストーリーが展開していく手法は、イベリア半島由来の民話にとてもよく見られます。アルゼンチンの民話です。
著者等紹介
コセ,マリア・ビクトリア[コセ,マリアビクトリア][Coce,Mar´ia Victoria]
1968年アルゼンチン、ブエノス・アイレス生まれ。ブエノス・アイレス国立大学卒業。専攻はギリシャ・ローマ古典文学及び同古典言語。現在は同大学にてその分野の教員、研究員を兼務するかたわら、国立芸術研究所において演劇史、並びにギリシャ・ローマ古典劇とラテンアメリカ演劇(特にアルゼンチン演劇)との関連性をテーマに指導、研究に携わる。その研究成果は、専門雑誌その他の出版物に発表されている
マラガンバ,マルセーロ[マラガンバ,マルセーロ][Malagamba,Marcelo]
1954年ブエノス・アイレス生まれ。プリリディアノ・プエイレドン国立美術学校で絵画と彫刻を学ぶ。多くの芸術家に師事しエッチング、ガラス彫刻及び、石版彫刻の研究と技術開発に携わる。1974年以来ヨーロッパ、日本、ブラジル及びプエルト・リコの各美術館において、個展を開き、世界各国のビエナーレにも参加している。自国のみならず、外国でも多くの賞を受賞している
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感想・レビュー
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- 和書
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