内容説明
国や文化の違いによって、夫と妻の役割も変わってきます。このアルゼンチンの民話では、財産の管理に焦点をあてています。欧米社会では伝統的に女性尊重の“レディーファースト”が守られますが、一家の財産を管理するのは夫の役目になっています。それは単に習慣に留まらず、法律で定めている国もたくさんあるのです。日本社会の考え方と異なるさまざまな面に着目して読めば、この作品は一層面白くなることでしょう。
著者等紹介
コセ,マリア・ビクトリア[コセ,マリアビクトリア][Coce,Maria Victoria]
1968年アルゼンチン、ブエノス・アイレス生まれ。ブエノス・アイレス国立大学卒業。専攻はギリシャ・ローマ古典文学及び同古典言語。現在は同大学にてその分野の教員、研究員を兼務するかたわら、国立芸術研究所において演劇史、並びにギリシャ・ローマ古典劇とラテンアメリカ演劇(特にアルゼンチン演劇)との関連性をテーマに指導、研究に携わる
ベルトーラ,ファン・ルイス[ベルトーラ,ファンルイス][Bertola,Juan Luis]
1973年、アルゼンチンのラプラタ生まれ。ラプラタ国立大学美術科を卒業後、オスヴァルド・ハリル主催のワークショップ“エル・ザグァン”に参加し、さらに造詣を深める。国内外の合同展覧会に出展し、第35回C.O.A.P.ラヌス展覧会での最優秀賞、ラプラタ大学百周年記念全国大会での特別賞、2年に1度開催されるアルゼンチンレリーフ木版画全国大会第2回での佳作入選などを始め、数々の主要な賞に輝いた。また、アルゼンチン郵便局版画展若年部門の出展者にも選出されている。現在、ラプラタにワークショップを設け、創作活動中
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- 和書
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