内容説明
赤い帽子、口にはパイプ、一本足ながらすばしこく動きまわるサシは、ブラジルのジャングルに現れる伝説の妖精です。時々人間に悪さをしますが、いたずらの範囲を越えることはなく、ブラジル人にとっては愛すべき存在です。サシはどこで生まれ、どこで寿命を終えるのでしょうか?どのようないたずらをするのでしょうか?大年寄りのジョゼフじいさんが、サシについて、そして生命の流転について語ります。第7回絵本翻訳コンクール(春の部)の優勝作品。
著者等紹介
おのゆうこ[オノユウコ]
小野裕子。茨城県在住。第7回絵本翻訳コンクール(春の部)(新世研主催)優勝
ペルリンジェイロ,マルレーネ[Perlingeiro,Marlene]
リオデジャネイロ生まれの詩人にして芸術家。最初の詩の創作は、若干10歳にまで遡る。タペストリーや木版画の分野でも卓越した才能を顕わし、本作品では、ブラジル文化に欠かせないサシの伝説を素晴らしい木版画を用いて効果的に表現した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。