内容説明
キャプテン・エロルの遺児セドリックは母と共に周りの人たちと親しく暮していたが、祖父ドリンコート伯爵が彼を自らの後継者として英国に呼ぶ。狷介で猜疑心の強い伯爵は、しかしセドリックの素直な性格に戸惑ってしまった。
著者等紹介
バーネット,フランシス・ホジソン[バーネット,フランシスホジソン] [Burnett,Frances Hodgson]
1849年11月24日、イギリスのマンチェスター生まれ。3歳の時に父が死去。経済困窮のために15歳でアメリカのテネシー州の伯父の元に一家で移住したが、1870年に母が死去。1868年、小説「心とダイヤモンド」を雑誌に発表。1873年に眼科医と結婚。1886年に『小公子』がベストセラー。90年代には一時期イギリスに移るが、再びアメリカに戻った。その後、「秘密の花園」などの児童文学を発表。1924年10月29日にニューヨーク州で死去
菊池寛[キクチカン]
1888年12月26日、高松市生まれ。高松中学を経て、東京高師、明治大、早稲田大、第一高等学校と移るが退学。京都帝国大学英文科選科を経て、1916年に本科英文科を卒業。この前後、第三次、第四次『新思潮』に戯曲や小説を発表。時事新報社会部記者の仕事のかたわら、1920年の『真珠夫人』を初めとする通俗小説の領域まで仕事を広げていく。さらには、文芸春秋社を設立運営。代議士にも立候補したが落選、戦後は公職追放のまま、1948年3月16日に病没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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