内容説明
軍艦島30号棟1階。そこに私の部屋があった。約半年間、炭鉱の下請け労働者として働いた。そして、私は37年ぶりに軍艦島を訪ねた。―生きている軍艦島、待望の増補新版。
著者等紹介
大橋弘[オオハシヒロシ]
1946年東京都中野生れ。1969年東京綜合写真専門学校卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
2
ふむ2021/04/26
oiron
2
【読んだ】「1972青春軍艦島 増補新版」(大橋弘/新宿書房) #図書館日和 軍艦島と言えば今は廃墟で観光地となっているが、当時そこにあった人々の生活を写真や日本最古の鉄筋コンクリート住宅である30号棟ですごした著者の文章を通して知ることが出来る。学校・映画館・寺などがあることや炭鉱の島とは知っていたが海面下で採掘していたことには驚いた。2014/11/13
katta
2
高度成長期の日本、まだ石炭が燃料の大きな部分を占めていた。長崎の端島はその形から軍艦島と呼ばれ、石炭を掘るだけの人々が暮らしていた。若きカメラマンだった著者はそこに移り住み、石炭の採掘に携わりながら人々の生活を写し続けた。懐かしく切ないような写真と廃墟になった住居跡。なんか胸にくるものがある。2010/03/13
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