目次
1 「見えない」ものを撮る(イスラーム世界における情念・魅力を撮る―エジプトのスーフィー教団、シャイフの資質・継承・育成の考察とともに;語られる呪術を撮る―インド、移動民社会の変化のきざし)
2 ひとのつながりを撮る(唄声がつむぐつながりを撮る―エチオピア高原の吟遊詩人ラリベロッチ;草の根のつながりを撮る―タンザニア・都市の住民組織)
3 「他者」を撮る(「他者」としての私を撮る―カメルーン、森の民とともに;「他者」と私のあいだを撮る―ネパール、神に捧げられた女デヴォキ)
4 撮れないものを撮る(秘儀を撮る・撮らない―沖縄西表島古見、アカマタ・クロマタの祭祀)
付章 映像人類学の潮流(映像人類学と劇映画;始まりの日本映像民俗学・映像人類学)
付録 世界の映像人類学事情
著者等紹介
北村皆雄[キタムラミナオ]
1942年生まれ、長野県出身。早稲田大学第一文学部演劇科卒。ヴィジュアルフォークロア代表、映像作家。駒沢女子大学講師。野口武徳、宮田登、野田真吉とともに1978年に「日本映像民俗学の会」を設立する。インド、ネパール、チベット、中国、韓国、沖縄などのアジアの人々の生活、宗教、祭祀を記録し、映像人類学、映像民俗学の分野を開拓している
新井一寛[アライカズヒロ]
1975年生まれ、埼玉県出身。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科一貫博士課程所属
川瀬慈[カワセイツシ]
1977年生まれ、岐阜県出身。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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