見る、撮る、魅せるアジア・アフリカ!―映像人類学の新地平

見る、撮る、魅せるアジア・アフリカ!―映像人類学の新地平

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  • サイズ A5判/ページ数 245p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784880083582
  • NDC分類 778.7
  • Cコード C0039

目次

1 「見えない」ものを撮る(イスラーム世界における情念・魅力を撮る―エジプトのスーフィー教団、シャイフの資質・継承・育成の考察とともに;語られる呪術を撮る―インド、移動民社会の変化のきざし)
2 ひとのつながりを撮る(唄声がつむぐつながりを撮る―エチオピア高原の吟遊詩人ラリベロッチ;草の根のつながりを撮る―タンザニア・都市の住民組織)
3 「他者」を撮る(「他者」としての私を撮る―カメルーン、森の民とともに;「他者」と私のあいだを撮る―ネパール、神に捧げられた女デヴォキ)
4 撮れないものを撮る(秘儀を撮る・撮らない―沖縄西表島古見、アカマタ・クロマタの祭祀)
付章 映像人類学の潮流(映像人類学と劇映画;始まりの日本映像民俗学・映像人類学)
付録 世界の映像人類学事情

著者等紹介

北村皆雄[キタムラミナオ]
1942年生まれ、長野県出身。早稲田大学第一文学部演劇科卒。ヴィジュアルフォークロア代表、映像作家。駒沢女子大学講師。野口武徳、宮田登、野田真吉とともに1978年に「日本映像民俗学の会」を設立する。インド、ネパール、チベット、中国、韓国、沖縄などのアジアの人々の生活、宗教、祭祀を記録し、映像人類学、映像民俗学の分野を開拓している

新井一寛[アライカズヒロ]
1975年生まれ、埼玉県出身。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科一貫博士課程所属

川瀬慈[カワセイツシ]
1977年生まれ、岐阜県出身。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gorgeanalogue

10
映像人類学の実践報告書、といった感じの論集。調査地で試行錯誤しながら映像作品を仕上げていくドキュメントは正直なところ、論者によっては読み物としては厳しいものもあり、もう少し紙面に工夫があった方がいいと思う。後半、北村皆雄の西表島の祭祀をめぐる(結局撮影が許されなかった)「撮れないものを撮る」は、断然面白かった。ややナイーブながら、「カメラという徹底的に外的なものを通して、内的なものを浮かび上がらせる」という宣言には説得力がある。付章の石谷治寛「映像人類学と劇映画」は勉強になった。残念ながら誤植が多い。2023/06/22

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