内容説明
明治から大正期に良書の出版をつづけた金尾文淵堂店主、金尾種次郎と文淵堂をめぐる人びとへの考察から編集者、出版者と作家の交流を活写した出版文化史。
目次
第1章 『ふた葉』から『小天地』へ―大阪時代の著者たち
第2章 編集者往来―東京時代
第3章 『仏教大辞典』の蹉跌
第4章 原稿を求めて―徳富蘆花との二〇年
第5章 挿画考―所縁の画家たち
第6章 粋をあつめる―『畿内見物』と中沢弘光
第7章 本づくりは生のあかし―与謝野晶子
著者等紹介
石塚純一[イシズカジュンイチ]
1948年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1971年、平凡社に入社。『世界大百科事典』編集部を経て、「イメージ・リーディング叢書」などの人文書籍の編集に携わる。1997年、平凡社退社。札幌大学文化学部教授。出版文化史研究
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