悲劇のヴァイキング遠征―東方探検家イングヴァールの足跡 1036‐1041

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784880083247
  • NDC分類 238.9
  • Cコード C0022

内容説明

これまで謎の多かったスウェーデン・ヴァイキング、イングヴァールによる東方遠征。11世紀前半に行われたバルト海から黒海、グルジアを経て、カスピ海周辺にまで及んだ彼らの足どりを、ルーン石碑、アイスランドのサガ、グルジア史料、ロシアの年代記など、さまざまな史料を駆使して解明した画期的な歴史解説書。巻末に関連の「イングヴァールのサガ」、「イングヴァール石碑一覧」を収録。

目次

第1章 彼らは雄雄しく旅立ったが―イングヴァールの従者らの消息
第2章 サガとなった遠征
第3章 イングヴァールの遠征に関する諸説
第4章 イングヴァールとは、如何なる人物か
第5章 レットランドでの徴税
第6章 ペチェネギ人の敗走
第7章 セルクランドへの旅立ち
第8章 南カフカス地方の横断
第9章 暗黒の渦
第10章 帰路の悲劇
第11章 伝説の変容

著者等紹介

ラーション,マッツ・G.[ラーション,マッツG.][Larsson,Mats G.]
1946年生まれ。1969年にストックホルム王立工科大学卒業。兵役と工学関係のプロジェクト・リーダーを経て、1984年にストックホルム大学で、また翌85年にはルンド大学で考古学と歴史学を専攻。ルンド大学で89年に修士号を、90年に博士号を取得(いずれも考古学)。2000年にはスウェーデンで最も権威ある歴史学賞の「カール公賞」を受賞。現在、ルンド大学上級講師(考古学)、作家

荒川明久[アラカワアキヒサ]
1952年静岡県生まれ。1975年早稲田大学第一法学部卒業。1976年~79年コペンハーゲン大学歴史学研究所留学。1989年早稲田大学文学部大学院博士課程修了。1991、94、96年以降の毎夏、北欧各地で史跡巡りと資料収集を続ける。現在、(社)国際農業者交流協会(84~)・北欧留学情報センター(03~)デンマーク語講師、翻訳家
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

xin

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11世紀、ヴァイキング時代の終わり頃、スウェーデンの王族であるイングヴァールは3000人のヴァイキングを率いて東方へ旅立った。2013/08/01

宵子

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ヴァイキング(スウェーデン辺りの)のイングヴァールの行った東方遠征について書かれたもの。 ヴァイキングの歴史は西方遠征がよく見られるが、東方との関わりについて研究されるようになったのは、割りと最近だとか。特にロシア及びキエフ・ルーシと、ビザンティン帝国と関わりが強いとのことだが、この本ではグルジアとの関わりが書かれていることが貴重である。 しかし、伝染病で死んだことを女のせい(女の持ってきた酒に持ってあった)にするのって、嫌だなぁ…。2012/10/27

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