内容説明
アメリカ南部の大衆文化のみならず、ローリング・ストーンズをはじめポップの領域にも広く浸透している神秘の宗教、ヴードゥーとは?アフリカ系アメリカ人のルーツを求めて、ジャマイカ、ハイチを旅して描いたヴードゥーの儀式のすべて。
目次
第1部 ジャマイカ(雄鶏の巣;カレー・ゴート;猪狩り ほか)
第2部 ハイチの政治と人々(国家の再生;次の百年;黒いジャンヌ・ダルク ほか)
第3部 ハイチのヴードゥー(ヴードゥーの神々;ゴナーヴ島;アルカーエと、その意味するところ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
56
1930~40年くらい、ハーレムルネサンスで活躍した人。ハイチ、ジャマイカでフィールドワーク的なヴードゥー見聞記。 アフリカ的なものとキリスト教が混ざった物、かな。ゾンビに実際会った、とあり、写真も載せているのだけれど・・2024/02/13
Aoka
0
ハーストン著作なので読んだけど、後半はヴードゥーの記述ばかり。フォークロアとはいえ、まあ怖い…。アミニズム信仰は生活・風俗に密着しているので、他国人から見ると不可解なのかも。2010/11/07
TTK
0
ハイチの全国民が忌み嫌う結社があるんです。それはコショーン・グリ、セクト・ルージュ、ヴァンブランダングなどの名前で知られていますが、どれも一つの同じものを意味しています。それはヴードゥー崇拝には含まれず、それとは何の関係もありません。彼らは徒党を組んで人肉を食べます。……誰かが、病みついて間もなく死んだり、急に具合が悪くなって死んだりしたあとのことです。埋葬が済んだ夜、ヴァンブランンダングが墓地に行き、墓の廻りの鎖が断ち切られ、墓は暴かれます。棺が引き出されて開かれ、死体が盗み出されます。p.2182025/10/21




