内容説明
KKKからナチ・スキンヘッズ、ホワイト・アーリアン・レジスタンス〈WAR〉など、従来、完全に無視されてきたアメリカ極右派の主張を第1次資料から直接検討し、デービッド・デューク、トム・メッツガーなど数多くの指導者へのインタビューをもとに構成した画期的なノンフィクション。
目次
はじめに 白人右派の革命運動
第1章 世界的陰謀
第2章 再生
第3章 第五期
第4章 ポシーの国
第5章 新しい白人の政治
エピローグ 奇蹟、ムチ、文化
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
肉欲棒太郎
2
KKKからナチ・スキンヘッズ、ホワイト・アーリアン・レジスタンスに至るまでの、アメリカの極右運動の歴史を詳説した本。各派リーダーへのインタビューや写真、イデオローグたちの著作からの抜粋などが豊富に収録されており、むちゃくちゃ勉強になった。トランプの大統領選以降、アメリカ政治の表舞台に登場してきた新たな極右勢力「オルト・ライト」の歴史的背景を理解するためにも必読の書であると思う。2017/05/07
モスラ
0
BLACKLIVESAMATTERムーブメントまっさかり、見ていなかった『ブラッククランズマン』を見て、KKKの歴史、デビッド・デュークに強烈に興味をもってしまったので読んだ。極右は、黒人差別ではなく反ユダヤが中心のグループもあり、知らないことだらけで興味深い。デビッド・デュークが政界にのしあがってきた手法はいま日本政治のいたるところでも散見できる。気がついたら手遅れにならないよう(もう遅いかもしれないが)どういう手法か学んでおいたほうがいいと思った。2020/07/19
tkm66
0
'93年初版。これも未だ<民俗学的対象>。今や政権与党本流。2000/12/31
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