出版社内容情報
《内容》 本書では新しい呼吸管理法である,非侵襲的呼吸法を中心として人工呼吸法の歴史,そして,その理論と実際を詳述。研修医,若手医師の臨床実践ガイドラインとなる一冊。
《目次》
序.人工呼吸の新たな動向 一.人工呼吸の間題点と人工呼吸法の変遷 1.従来の人工呼吸法と問題点/2.呼吸器関連肺傷害/(Ventilator-Associated Lung Injury:VALI)/3.Ventilation-Induced Lung Inflammation/4.Ventilator-AssociatedPneumonia(VAP) 二.最近の人工呼吸管理法の理論と実際 1.非侵襲的人工呼吸(Noninvasive Ventilation:NlV)/2.高頻度換気(High-Frequency Ventilation:HFV)/3.体位変換人工呼吸/4.Intrapulmonary Percussive 他
内容説明
本書では、新しい呼吸管理法である非侵襲的呼吸法を中心にして、人工呼吸法の歴史がよく纏められている。非侵襲的呼吸管理法では、気管切開や気管内挿管を行わず、マスク(鼻マスク、口マスク、顔マスク)を使って、患者の鎮静を必要とせず、気道の生理的機能を温存しながら換気を維持できる。したがって、人工呼吸器に誘導されての肺炎は回避できる。さらにオシレーション呼吸では、気道死腔以下の換気量で、肺へ酸素を送達することが可能である。この他にも体位変換を利用した人工呼吸、胸壁叩打による人工呼吸法、気道内酸素送吹による人工呼吸などの実際が紹介されている。
目次
序 人工呼吸の新たな動向
1 人工呼吸の問題点と人工呼吸法の変遷(従来の人工呼吸法と問題点;呼吸器関連肺傷害(Ventilator‐Associated Lung Injury:VALI) ほか)
2 最近の人工呼吸管理法の理論と実際(非侵襲的人工呼吸(Noninvasive Ventilation:NIV)
高頻度換気(High‐Frequency Ventilation:HFV) ほか)
3 最近の呼吸管理の動向(ALI/ARDS患者に対する人工呼吸;心疾患患者に対する人工呼吸 ほか)
4 症例検討
著者等紹介
小川龍[オガワリョウ]
日本医科大学麻酔科教授
坂本篤裕[サカモトアツヒロ]
日本医科大学麻酔科学教室(助教授)
竹田晋浩[タケダシンヒロ]
日本医科大学附属病院集中治療室(講師)
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