出版社内容情報
《内容》 この10年間の間に、社会背景とあいまって、術後鎮痛は急速に普及しはじめたが、わが国では色々な薬物が色々な方法で用いられるためその実効的なガイドが存在しなかった。医療行政のことや臨床現場での使用を踏まえ現状でもっとも良いと思われる手法と、その基礎知識を本書に示した。
内容説明
現状でも、目の前の患者に最適な薬を選び、最適なルートで投与すれば、術後鎮痛に完璧ではないものの十分に満足できる結果を得ることができる。臨床の現場でトレーニングを積む研修医が、術後痛の管理を安全に確実に施工するために、これまでの研究を基に、現状でもっともよいと思われる手法と、その基礎知識を本書に示した。
目次
1 術後痛治療の必要性
2 術後痛の生体への影響
3 術後痛の基礎
4 術後鎮痛法の選択
5 鎮痛薬
6 鎮痛補助薬
7 使用器具
8 手術部位と鎮痛法
著者等紹介
高崎真弓[タカサキマユミ]
1941年北海道生まれ。1967年札幌医科大学卒業。1972年札幌医科大学大学院修了。1975年札幌医科大学講師。1979年島根医科大学助教授。1988年宮崎医科大学教授。日本ペインクリニック学会理事。日本麻酔学会評議員。日本臨床麻酔学会評議員。日本集中治療医学会評議員。全国国立大学病院手術部会議常任幹事など
斉藤洋司[サイトウヨウジ]
1957年島根県生まれ。1983年島根医科大学卒業。1993年島根医科大学講師。1996年島根医科大学助教授。1999年島根医科大学教授。日本麻酔学会評議会。日本集中治療医学会評議員。国際疼痛学会会員。アメリカ疼痛学会会員
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