内容説明
1989年11月、島根医大附属病院で、日本で初めての生体部分肝移植術が行われ、注目を集めた。いま、臓器移植の関心が高まる中、麻酔科医として、この生体部分肝移植術を支えた教訓を明日の移植医療に問いかける。
目次
1章 日本初の生体部分肝移植
2章 合併症との闘い
3章 再度のICU
4章 臓器移植と肝移植
5章 臓器移植と医の倫理
6章 脳死と臓器移植
7章 望ましい臓器の獲得とそのシステム
8章 インフォームド・コンセント
9章 チーム医療とシステム化
10章 臓器移植の日がやってくる