内容説明
秋田発、クマ外傷治療のすべて!身体と心に刻まれる深い傷への処置・支援を豊富な経験にもとづき、執筆陣が詳説。
目次
第1章 なぜ今、クマなのか―クマと現代社会を取り巻く現況―(星崎和彦)
第2章 クマ外傷の特徴(土田英臣)
第3章 クマ外傷による顔面外傷の実際(手塚崇文)
第4章 クマ外傷による四肢外傷の実際(白幡毅士)
第5章 クマ外傷による精神的問題(入中啓輔;竹島正浩)
第6章 クマ外傷の予防対策(中永士師明)
著者等紹介
中永士師明[ナカエハジメ]
1989年奈良県立医科大学医学部卒業。2015年~秋田大学大学院医学系研究科医学専攻病態制御医学系救急・集中治療医学講座教授。専門:日本救急医学会救急科専門医・指導医、日本集中治療医学会集中治療専門医、日本整形外科学会専門医、日本熱傷学会専門医、日本東洋医学会漢方専門医・指導医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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千本通り
7
90頁もない薄い本だが医学書ゆえか税込みで3960円もする。しかし、ツキノワグマによる外傷に特化した秋田大学医学部を中心とした執筆陣で構成されていて、今年出版された医学書としては注目されていた。 ニュースではクマに襲われた人は「命に別状はない」とあっさり終わるが、受傷部位の9割は顔面で、熊の鋭い爪で受傷するので外から見たら小さい傷でも深くやられていることが多い。上から乗っかられて顔面をガブッとやられると顔面中央部を眉間から両頬、上口唇にかけて一塊で食いちぎられる。 2025/06/27
滝野暦
0
序文からすでに恐かった。分かりやすく読みやすくて、熊に対する知識だけでなく遭遇した時の対処法も学べてとても良かった。 あと犬好きは凄いということを感じる一冊だった。2025/06/13