内容説明
標準化された指針のない疾患・症状に対し、精神科医はどのように向き合えばよいのだろうか?本書は精神薬理のスペシャリストが、多数のエビデンスを読み解くことで導き出した道標である。
目次
神経発達症群
統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群
双極性障害および関連障害群
抑うつ障害群
不安症群
強迫症および関連症群
心的外傷およびストレス因関連障害群
解離症群
身体症状症および関連症群
食行動障害および摂食障害群
睡眠‐覚醒障害群
秩序破壊的・衝動制御・素行症群
物質関連障害および嗜癖性障害群
神経認知障害群
パーソナリティ障害群
医薬品誘発性運動症群およびほかの医薬品有害作用
番外 器質性精神病
著者等紹介
仙波純一[センバジュンイチ]
1977年東京医科歯科大学医学部を卒業、神経精神医学教室に入局。同大学院修了後、医員、助手、講師を経て、診療の傍ら動物を使った精神疾患の生物学的研究や精神薬理の研究を続ける。1993年放送大学助教授、2000年に同大学教授として、研究を続けながら精神医学を他の学問の世界から眺めるという経験をする。2007年からさいたま市立病院精神科部長。総合病院の精神科医として、リエゾン精神医学だけでなく緩和医療・認知症ケアにも携わり、他の医学分野から精神医学を眺める。2020年定年退職後、東京愛成会たかつきクリニックで地域の精神科医として勤務中。所属学会:日本精神神経学会、日本生物学的精神医学会(評議員)、日本神経精神薬理学会(評議員)、日本総合病院精神医学会(評議員)、日本うつ病学会(評議員)、日本睡眠学会、CINP(Fellow)、American Psychiatric Association(Foreign Member)、World Federation of Biological Psychiatry(Member)。専門医など:日本精神神経学会専門医、指導医。日本総合病院精神医学会一般病院連携精神医学専門医、指導医。日本睡眠学会睡眠医療認定医師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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