出版社内容情報
《内容》 人間を理解するための道具として生まれた心理検査は、その使い方や利用法を一歩誤まれば、理解のつもりが誤解となり、また差別の道具ともなる。 本書は、心理検査の効用と限界を十分認識し、他者理解に役立つようにまとめられたものである。臨床の場にあって、これから心理検査を利用しようとしている医師、また心理臨床家のための絶好の手引き書である。
内容説明
本書は、病院臨床の場にあって、これから心理検査を利用しようとしている医師や心理臨床家のための「入門書」である。このために、臨床場面で比較的用いられやすい心理検査を取り上げ、できるだけ平易に書くことに心がけた。
目次
心理検査とそのなりたち(心理検査の定義;心理検査の歴史)
心理検査利用上の問題(心理検査の種類と特徴;心理検査の選び方;心理検査実施上の留意事項)
心理検査の実際(田中ビネー知能検査法;WAIS成人知能診断検査法;日本版WISC‐R知能検査法;WPPSI知能診断検査;YG性格検査〈矢田部ギルフォード性格検査〉;日本版MMPI;日本版CMI;内田クレペリン精神検査;ベンダー・ゲシュタルト検査〈BGT〉;ロールシャッハ検査;精研式TAT〈主題構成検査〉;日本版P‐Fスタディ〈絵画欲求不満検査〉;精研式文章完成法検査〈SCT〉;バウム検査)