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出版社内容情報
《内容》 てんかんの精神症状と行動をめぐる問題は広範にわたる。国内外のてんかん学会では、てんかん者のQOL、精神症状、認知障害などに関する発表が増加してきた。そういった状況の中で、日本におけるてんかんの精神症状と行動をめぐる問題について、現在の状況と研究の到達点をまとめる必要から本書は刊行された。
てんかんの精神症状と行動について包括的に記述した単行本はこれまでになく、本書はわが国初の成書である。
《目次》
第一部
日本におけるてんかんの精神病研究の歴史
発作間欠期行動変化と精神病
発作後精神病─再発見と今後の課題
てんかん精神病発症のリスクファクター
てんかんと非定型精神病
てんかんとうつ
てんかんと痴呆、認知障害
てんかんと発達障害
てんかんと睡眠障害
偽発作
真の発作と偽発作の鑑別困難例
てんかんの精神症状とてんかん外科
てんかんの術後精神症状
非けいれん性発作重積の精神症状
第二部
精神症状と脳波
てんかんの精神症状と脳磁図
てんかんの精神症状・認知とSPECT研究
てんかんの精神症状・行動とfMRI研究
光トポグラフィーによるてんかん焦点の決定
てんかんの精神症状・行動とMRS研究
TMSによるてんかん研究
第三部
てんかんの包括的医療─精神科医の役割について
てんかんをもつ子の集団生活での問題点
てんかんと運転免許
てんかん協会の活動
てんかんのQOL
女性とてんかん─てんかんにおける月経障害
特異な宗教体験をもつてんかん例
てんかんの神経心理学
てんかんのロールシャッハ・テスト
「てんかんの精神症状と行動研究会」の経緯