出版社内容情報
《内容》 起立性低血圧は、小児はもとより成人、中・高年者においても広く認められる疾患である。
本書は、編著者の多年にわたる起立性低血圧に関する研究成果を、臨床的立場から掘り下げてまとめたものである。この方面の研究が急速に細分化、発展するに伴い、この領域の一流の専門家による分担執筆とし、平易に解説された必読の書である。
《目次》
第1章 起立性低血圧の概念
第2章 起立性低血圧の歴史
第3章 臨床症状および判定基準と再現性
第4章 自律神経機能検査および血管運動神経反射
第5章 循環動態
第6章 頭部循環、head-down tilt と起立性低血圧
第7章 イヌにおける起立性低血圧の実験モデル作成
第8章 内分泌および代謝異常
第9章 背筋力テストおよび握力検査
第10章 小児の起立性低血圧-直後型を中心にして-
第11章 神経調節性失神
第12章 心身医学的研究
第13章 遺伝学的研究
第14章 特殊な起立性低血圧
第15章 老人性起立性低血圧
第16章 症候性起立性低血圧-特に糖尿病性起立性低血圧を中心にして-
第17章 起立性低血圧と近縁疾患
第18章 起立性低血圧の治療
内容説明
本書の前身として1997年に改訂新版・現代の起立性低血圧(日本医学館)が出版されているが、その後の起立性低血圧の研究・進歩は目ざましく、本書ではその部分として神経調節性失神、遺伝学的研究、特殊な起立性低血圧(登校拒否ならびに不登校、うつ病、うつ状態)、糖尿病起立性低血圧、起立性低血圧と近縁疾患(体位性頻脈症候群/起立不耐性、慢性疲労症候群と起立性低血圧、慢性疲労症候群と小児の起立性低血圧、食後低血圧、宇宙飛行と起立性低血圧)などが詳細に記述されている。
目次
起立性低血圧の概念
起立性低血圧の歴史
臨床症状および判定基準と再現性
自律神経機能検査および血管運動神経反射
循環動態
頭部循環、head‐down tiltと起立性低血圧
イヌにおける起立性低血圧の実験モデル作成
内分泌および代謝異常
背筋力テストおよび握力検査
小児の起立性低血圧―直後型を中心にして
神経調節的失神
心身医学的研究
遺伝学的研究
特殊な起立性低血圧
老人性起立性低血圧
症候性起立性低血圧―特に糖尿病性起立性低血圧を中心にして
起立性低血圧と近縁疾患
起立性低血圧の治療