出版社内容情報
《内容》 高齢化社会が進み,医療機関に受診する老年期患者の数も増え続けている。加えて現代社会はこれら高齢者に対して優しくなく,社会的にも経済的にもストレス過剰である。ほとんどの高齢者がさまざまな喪失体験を有しており,性格的要因と複合して精神的不安定状態をきたしている。 老年期のヘルスケアやターミナル期の患者への心身医学的アプローチ,またQOLに配慮した医療・福祉の実践が重要視される現在,本書はすべての臨床家にとって一読に値する。 《目次》 第1章 老年期の医療第2章 老年期の心身不安定について第3章 老化現象と心身症第4章 老年期の身体的特徴第5章 老年期の生理機能の変化 1.末梢神経系 2.自律神経系 3.中枢神経系活動 4.精神機能の変化第6章 老年期の精神的ストレス第7章 老年期に多い身体的愁訴 1.神経系とみられる愁訴 2.循環器系、呼吸器系とみられる愁訴 3.消化器系と思われる愁訴 4.泌尿器、婦人科系疾患を疑う愁訴 5.特定の機能系症状とは考えられない愁訴 6.睡眠障害第8章 老年期に多い精神的愁訴 1.老年期のうつ・不安 2.うつ患者の見分け方 3.老年期うつ状態~うつ病 4.老年期うつ状態の臨床的特徴 5.仮面うつ病 6.老年期仮面うつ病が疑われる症状第9章 老年期循環器疾患と心身症、うつ症状 1.高血圧症 2.虚血性心疾患 3.老年期の不整脈第10章 老年期消化器疾患と心身医学的対応 1.逆流性食道炎 2.胃潰瘍・十二指腸潰瘍 3.老年期大腸疾患と心身医学的対応第11章 老年期脳血管障害とうつ状態 1.脳血管障害後のうつ状態 2.うつ状態と潜在性脳梗塞
目次
第1章 老年期の医療
第2章 老年期の心身不安定について
第3章 老化現象と心身症
第4章 老年期の身体的特徴
第5章 老年期の生理機能の変化
第6章 老年期の精神的ストレス
第7章 老年期に多い身体的愁訴
第8章 老年期に多い精神的愁訴
第9章 老年期循環器疾患と心身症、うつ状態
第10章 老年期消化器疾患と心身医学的対応
第11章 老年期脳血管障害とうつ状態
著者等紹介
大下敦[オオシタアツシ]
昭和31年東邦大学医学部卒業、第一内科、中央検査部に勤務。48年台糖ファイザー医薬開発本部Medical Director。54年慈誠会東武練馬中央病院内科・心療内科・副院長。63年三友会あけぼの病院内科・心療内科・副院長。平成6年府中恵仁会総合病院内科・心療内科・部長。昭和63年日本心身医学会認定医、平成6年同評議員、11年同研修指導医
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