出版社内容情報
《内容》 糖尿病の成因には、遺伝子因子に加えて、後天性要因が関係して、また食習慣、運動習慣など生活習慣要因が関与しており、厚生省は「生活習慣病「(lifestyle related diseases)の代表例にあげています。本書は医師だけでなく、コメディカルスタッフも加わった医療チームのテキストとなるように執筆しました。また、医療スタッフを目指す学生、さらには患者さんとその家族の方々も本書をお読みいただければ、糖尿病全体についての理解が深まると思います。 《目次》 糖尿病とはー総論糖尿病の歴史/糖尿病の考え方/糖尿病の症状/インスリンの作用・糖尿における高血糖のメカニズム/糖尿病はなぜ起こるかー病型と成因ー/糖尿病の疫学/生活習慣病としての糖尿病糖尿病の合併症合併症の予防法/合併症の種類/糖尿病昏睡/糖尿病硬膜症/糖尿病腎症/糖尿病神経障害/動脈硬化症糖尿病の診断糖尿病の診断基準をめぐる歴史的経過/糖尿病の新しい分類/診断基準/初診時の検査/治療が適切かどうかの判定ー糖尿病のコントロール指標糖尿病の治療糖尿病治療の目標/治療方法選択の原則/食事療法/運動療法/傾向血糖降下薬/インスリン日常の注意点糖尿病外来診療のコツ/血糖自己測定(SMBG)/インスリン自己注射のやり方/アルコール、タバコ/コーヒーや紅茶、間食について/他の病気にかかった時(シックディ)の方法/足の手入れ(フットケア)/職業/旅行/スポーツ活動特殊ケースの管理・治療糖尿病昏睡の治療/低血糖の対策/小児糖尿病の管理/高齢者糖尿病の管理/糖尿病と妊娠/糖尿病と手術/糖尿病合併の治療ーアルドース還元酵素阻害薬/糖尿病の漢方治療/糖尿病患者教育、教育入院、糖尿病教室/糖尿病療養指導士/日本糖尿病学会について糖尿病自己管理に役立つ機器小型血糖測定器/ペン型インスリン注入器/ペン型インスリン注入器の使い方/運動療法の自己評価に用いる機器
内容説明
本書は医師だけでなく、コメディカルスタッフも加わった医療チームのテキストとなるように執筆しています。また、医療スタッフを目指す学生、さらには患者さんとその家族の方々も本書をお読みいただければ、糖尿病全体についての理解が深まります。日本糖尿病学会は平成11(1999)年より糖尿病の分類と診断規準の改訂を行いましたが、本書にはその最新の情報も盛り込んであります。また、総論的な解説は少なくし、著者自身の体験も入れて具体的な記述を心掛けています。
目次
1 糖尿病とは―総論
2 糖尿病と合併症
3 糖尿病の診断
4 糖尿病の治療
5 日常の注意点
6 特殊ケースの管理・治療
7 糖尿病自己管理に役立つ機器