出版社内容情報
《内容》 近年、鉄代謝の生理病態についての知見は目覚しい進歩をとげつつある。しかし、鉄欠乏性貧血は重篤な予後を呈することがないという臨床的側面の故か、今日の医療の中にあって、その膨大な患者数は減少する傾向すらみられない。本書は、鉄欠乏の病態をやさしく解明し、診断、治療に大いに役立つようまとめられた良書である。
内容説明
本書は、鉄のもつ特殊性と臨床面に重点をおいて記述された。
目次
第1章 人類と鉄欠乏
第2章 生体の鉄
第3章 鉄の吸収
第4章 血清鉄とトランスフェリン
第5章 貯蔵鉄―フェリチンとヘモジデリン
第6章 フェロキネティクス
第7章 鉄欠乏性貧血の臨床
第8章 生体と鉄欠乏
第9章 鉄芽球性貧血
第10章 鉄過剰症
第11章 鉄欠乏性貧血の治療
第12章 鉄欠乏の対策と将来