神経内科 検査・処置マニュアル

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  • サイズ B5判/ページ数 253p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784880022871
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》  本マニュアルは,神経内科の日常臨床上必要な検査や処置について具体的に記述し,検査結果の簡単な実例とその評価も記載されている。実際に本書を片手にすぐ検査や処置に臨めるように配慮してあり,神経内科医・脳外科医をはじめ関連する診療科の方々にご活用いただける一冊。    《目次》 第1章 神経学的診察法と鑑別診断のポイント  病歴のとり方/診察および記載の仕方/診察の手順/神経内科鑑別診断のポイント 第2章 神経心理学的診察法  はじめにすべきこと/診察の順序/診察のポイント/検査バッテリーの利用について 第3章 頭部CTとMRI,MRA  頭部CT/MRI/急性期脳血管障害検査プロトコル 第4章 SPECTとPET  概要,現状,展望/SPECT/PET 第5章 fMRIとMEG  fMRI/MEG 第6章 MRS  プロトンMRSの原理と方法/プロトンMRSに必要な装置,検査手順/プロトンMRSの一般的解釈/プロトンMRSによる診断,病態解析/プロトンMRSの測定,解釈上の注意点 第7章 脳波  検査法/脳波所見の読み方と記載法/成人の正常脳波の判定基準 第8章 筋電図・電気生理学的検査  検査の目的/神経伝導検査/F波とH反射/反復刺激法/針筋電図検査 第9章 誘発電位(SEP,MEP,BAEP,VEP)  体性感覚誘発電位(SEP)/運動誘発電位(MEP)/脳幹聴覚誘発電位(BAEP)/視覚誘発電位(VEP) 第10章 腰椎穿刺  器具/準備/禁忌/手技/髄液圧/Ayala係数/外観/細胞数算定/穿刺時に人工的出血をきたした場合の白血球の算出/正常値 第11章 筋生検  適応/生検の実際/検体の処理 第12章 神経生検  適応/生検の実際/検体の処理 第13章 テンシロンテスト  原理・目的/方法/留意点/評価 第14章 重心動揺検査  検査の目的/装置/検査方法/検査項目 第15章 自律神経機能検査  瞳孔薬物点眼検査/発汗機能検査/その他の各種検査 第16章 頸部血管エコーと脳血流ドプラー法  頸部血管エコー/経頭蓋ドプラー法 第17章 筋エコー,筋CT,筋MRI  筋画像検査の利点/骨格筋の超音波診断/骨格筋のCT診断/骨格筋のMRI診断 第18章 好気性運動負荷試験  目的/背景/準備/方法/結果の判定 第19章 阻血下前腕運動負荷試験  目的/背景/準備/方法/結果の判定 第20章 髄液細胞診  意義/準備/方法 第21章 遺伝子診断の依頼方法  血液サンプル送付方法/検査機関/遺伝子診断の実際 第22章 脳血管造影  目的/方法/穿刺部位と撮影される血管と適応者/前処置/検査手技/検査後/脳血管撮影のポイント 第23章 脳血管内治療法  概要/準備/診断/適応症例の選択/局所線溶療法/今後の動向 第24章 脊髄造影法  適応/準備/手技/CTミエログラフィ(CTM)/脊髄造影のポイント 第25章 IVH手技  鎖骨下静脈アプローチ(鎖骨下穿刺)/内頸静脈アプローチ/大腿静脈アプローチ 第26章 ボツリヌス毒素注射法  適応/用法/実施にあたっての注意/ボトックス(R)注射の準備/ボトックス(R)注射/副作用 第27章 経管栄養  経管栄養の適応/経管栄養開始の時期/経管栄養の種類と各々の長所と短所 第28章 血漿交換療法  対象疾患/除去物質/方法/血漿交換療法の実際 第29章 磁気刺激療法  臨床応用までの経緯/磁気刺激の実際/まとめ 第30章 スパイログラフィー,呼吸困難  スパイログラフィー(spirography)/血液ガス分析(BGA:blood gas analysis)/パルスオキシメーターによる動脈血酸素飽和度(SaO2)の測定 第31章 気管内挿管,気管切開,輪状甲状靱帯切開  適応/気管内挿管/気管切開/輪状甲状靱帯切開 第32章 人工呼吸器  救急用人工呼吸器/在宅用人工呼吸器 第33章 クリティカル・パス  クリティカル・パスとは/クリティカル・パスの作成,使用基準/今後のクリティカル・パス 第34章 神経疾患チェックリスト  失語症の分類/失行・失認チェックリスト/神経因性膀胱チェックリスト/末梢神経疾患チェックリスト/重症筋無力症チェックリスト/多発性硬化症チェックリスト/パーキンソニズムチェックリスト/脊髄小脳変性症チェックリスト/ミオパチーチェックリスト/痴呆チェックリスト 第35章 神経疾患重症分類・スコア表  意識障害/脳卒中急性期スコア/リハビリテーション的機能評価/痴呆/筋萎縮性側索硬化症/HTL V-1関連ミエロパチー/重症筋無力症/多発性硬化症/Parkinson病/脊髄小脳変性症/Duchenne型筋ジストロフィー/ADL 第36章 脳死判定指針  厚生省班会議版の概要

内容説明

神経内科(Neurology)は、我が国での独立した臨床部門としての歴史が40年近くとなり、また最近の高齢化社会の進展に伴い近年ますますその重要性が認識されている。本書は神経内科の日常臨床上必要な検査や処置について、具体的に記述、検査や処置に臨めるように配慮した神経内科医や脳外科医、一般内科医のための簡易マニュアル。

目次

神経学的診察法と鑑別診断のポイント
神経心理学的診察法
頭部CTとMRI,MRA
SPECTとPET
fMRIとMEG
MRS
脳波
筋電図・電気生理学的検査
誘発電位(SEP,MEP,BAEP,VEP)
腰椎穿刺〔ほか〕

著者等紹介

阿部康二[アベコウジ]
昭和56年東北大学医学部卒業。62年東北大学神経内科大学院修了(医学博士)。63年米国ハーバード大学神経内科学教室留学。平成元年東北大学医学部神経内科助手、7年同大学医学部附属病院講師。8年同大学医学部助教授。10年岡山大学医学部教授、現在に至る。専門は、臨床神経学、神経変性疾患(脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症など)、脳血管障害
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