内容説明
本書は、（財）日本公衆衛生協会発行の月刊専門誌『公衆衛生情報』に平成９年４月号～平成１１年３月号までの２年間（計２３回）にわたって連載された「システムづくりの達人」シリーズ―意識改革と人間関係づくりを目指して―で紹介した内容を中心に、図表および新たな項目・内容を大幅に追加修正して、保健・医療・福祉分野におけるシステムづくりの専門書として出版されたもの。システムづくりに必要な７つの心構え（基本原則）として、１）誰のための、何のためのシステムづくりか（住民満足度と目的思考）、２）システムづくりは人間関係づくりから（人材づくりと意識改革）、３）システムづくりはトータル化とバランス（全体最適化と全体調和）、４）システムづくりは永続的な目的追求活動（計画創造と継続発展）、５）システムづくりのユニークさと戦略手順の必要性（唯一無二と科学的手順）、６）システムづくりはオープンで（可能性追求と発想転換）、７）システムづくりは連携協力体制で（相互信頼と役割分担）、の大切さを強調する。
目次
１ はじめに
２ システムは人なり
３ システムづくりの課題
４ システム思考のすすめ
５ システムづくりの条件と姿勢
６ 問題解決とシステムズ・アプローチ
７ システムは連携なり
８ 住民満足度とサービス評価
