目次
1 ペシャワールの医療現場から(空白の西南アジア;北西辺境州―複雑な民族構成;社会的病としての「らい」;現地主義に徹する;海外医療協力に欠けているもの;イスラム世界とつき合う;七百万人の死者と難民―戦争の傷跡;「アフガニスタンの再建・農村復興」にむけて;アフガン難民の患者の治療;ゆるやかな時の流れの中で;フィクションとしての「経済大国」)
2 ペシャワールと日本のはざまで(「健全な死」の消滅;チョウチョの向うの医療過疎;おおらかな社会に生きる;現場を見るということ;現地に必要な医療を)
解説 ペシャワールという“問い”