出版社内容情報
さまよい歩いている、みんなどこへ行ってしまったか…青い扉の小さな劇場…狭い路地の奥…遠いオレンヂ…街はずれの空き地のサアカス…魂をまねて輝く黄斑のような月…われわれの背後を通り過ぎてゆく何かとても大切なもの…骨の芯をふるわす何かとてもなつかしいもの…それが薄明というものであるのか。
1 ～ 1件／全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Э0!P!
0
同じ言葉から始まる詩の連作という技巧的な構成で、かつ、想像力に富んだ面白い情景を彷彿とさせる作品集であった。最後に先に出ている詩の解説みたいな詩も出てきており、それもなかなか面白い試みである。2023/07/01
