意味の彼方へ―荒川修作に寄り添って

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  • サイズ B6判/ページ数 151p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784879959508
  • NDC分類 702.16
  • Cコード C1071

内容説明

オブジェからコーディノロジーまで。沈思の底から、うねり立ち昇り暴発する荒川修作の作品・天命反転コーディノロジーの出現に立ち会う。

目次

非網膜的絵画への突進―荒川修作展に寄せて
共同体的存在思考の世界―荒川修作の画業
現代のスフィンクス・荒川修作―その問いかけの絵画的宇宙
荒川修作の作品ほか
荒川修作・新作版画展
空白の創造性
実験する美術―荒川修作の世界
ユニヴァーサル・パークとしての『養老天命反転地』
対談「精神の場から身体の場へ―戦後アメリカ美術の超克のために」
荒川修作の建築的な仕事をめぐって
天命反転住宅徘徊記
天命反転を暗示する箱―荒川修作初期立体作品再見
荒川修作からの通信
天命反転の永遠に佇む荒川修作を悼む
「天命反転」の継続性―それでも荒川修作は死んでいない
映画『死なない子供、荒川修作』
荒川修作三回忌 田中〓(みん)「場踊り」

著者等紹介

馬場駿吉[ババシュンキチ]
1932年、名古屋市生れ。俳人。現代美術評論家。芸術批評誌「REAR」編集同人。名古屋市立大学名誉教授(耳鼻咽喉科学)。日本耳鼻咽喉科学会名誉会員。現在、名古屋ボストン美術館館長。愛知県立芸術大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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毒モナカジャンボ

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荒川の長年の理解者であった耳鼻科医、馬場駿吉による荒川修作への/との断片。ネオダダオルガナイザーズ追放ごろの〈棺桶シリーズ〉に対して、「天命反転箱」だと指摘しその後の歩みとの連続性を早期に見出したのはやはりすごい。生物学的死の外側にありうる不死と、生命の外在化というアイデアのラディカルな結びつきと、身体に刺激を与える建築と健康長寿との結びつきというやや保守的な晩年の語り口との差異について考えても面白い気がする。2021/03/29

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