感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
保山ひャン
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散文詩集。装画も粒来哲蔵。ショートショートの味わいがあるものも多数あった。表題作になっている、穴についてのやりとり「穴」や、戯作パロディ「五右衛門偽伝」のような異色作も面白く、本書では異色のうちに入る「少女記」の主客転倒のフレーズ連発にはしびれた。「日傘が少女を回している」「鐘が少女を鳴らしている」って、例を挙げれば。2017/07/19
