出版社内容情報
評論集
著者=松枝 到(まつえだ いたる)
装幀=亞令
喰う。呑む。媾う。諍う。語る。求める…。考孜する松枝到 …人は、かく生きる。
歴史は何をあかすだろうか。人は、どうしてかものをたずねる。何も学ばないかもしれないが、ひそやかに耳をそばだてる。あらゆるふるまいを重ねつづけながら。
目次
「吉野甚五左衛門覚書」を読む
かく人はものを喰らう
性器崇拝をめぐって
あらかじめ失われた全体について
読みとれない文字のために
翻訳のありかたをめぐって
砂漠の街で俳句に出会う
皇后と商人の見たもの
貧困はギリシアの伴侶
テロルの十字路
アラビアの声に耳傾けて
著者等紹介
辻雅司[ツジマサジ]
昭和28年生まれ、東京都出身。日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)水産学科卒。日本大学大学院農学研究科農業経済学専攻研究生修了(平成13年3月)。水産タイムズ社で水産、漁業専門記者として活動。また、食品・水産の海外視察研修セミナーを企画、随行や単独での海外取材活動を数多く実施。日本フードシステム学会、漁業経済学会、地域漁業学会会員
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