感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nchtakayama
2
ある歌手のライブで「春の問題」を朗読していて、とても良い詩だと思い、図書館で借りて読んだ。ある歌手とは、折坂悠太のことだけれど、活字で読むと耳で聴いたのとは印象が大分違って、どちらも良いことには変わりないけど、詩は声に出し読まれると、ほんとうに違うんだなと思った。2025/04/30
kentaro mori
2
去年最大の発見は辻征夫だった。この人を読んでからは生活が変わった。音楽が変わった。一冊の詩集、いや、一編の詩ごとに新たな形式を探している。 --- 「きみがむこうから 歩いてきて/ぼくが こつちから/歩いていつて/やあ/と言つてそのままわかれる/そんなものか 出会いなんて!」(きみがむこうから・・・) --- 「ねむるのは/ねむいから/おきるのは/ねむったから」(みずはつめたい) --- 「窓の外に/風がいる//窓辺に行くと/風のやつ/頬にふれる//(お部屋の中を/通っていい?)/(いいよ)」(風の名前)2018/03/03




