感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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8
簡潔な文のなかくり返し降る雨は、窓越しに眺められたもののように静謐で、そうした距離感が、詩でも散文でもないこの日記を特別うつくしいものにしていると思う。2020/01/16
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5
「七月二十七日 自分は次男だと思っていたら、本当は三男らしい。区役所で調べて貰ったら「三男」だった。『左川ちか全詩集』届く。」2018/07/09
ami
4
仕事を辞めるまでが早い。2020/01/04
misui
3
浮ついた気分を引き締めてくれる。お守りのような一冊になった。2019/01/07
uchiyama
2
あとがきにある、この本の元になったのは、「消失をまぬかれて残った」戦前の日記二冊の「冗長な記述を簡明にし」たものであること、そしてそれがこうして一冊の本として刊行されれば、「感傷的な二冊の「原・日記」は消滅するはずである」こと、という記述にちょっと震えました。詩人の峻厳さ。ショットを構築するように若き日の日記を調えること。2025/07/24
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