内容説明
美とは何か、美の普遍性とは、女性美はどのようにして生まれたのか、人はなぜ美しく装いたいと思うのか、人の容姿を美しくする構成原理とは、美の基準はあるのか。美容構成学は、暮しの中の人間の美しさについて考え、科学する研究領域である。新しい視点にたった美容デザインの体系化。
目次
序章 浮世絵にみる吉原の花魁の様式美―美容構成学の視点から分析する
第1章 美とは何か
第2章 美に対する態度
第3章 人間性をデザインする―美容の構成原理
終章 美しい人づくりのデザイン学
おわりに レオナルド・ダ・ヴィンチと喜多川歌麿
著者等紹介
大野佳子[オオノヨシコ]
美容学研究家。1966年イタリア、ミラノに留学、67年マディモアール審美学課程修了。ヨーロッパライセンス取得。美しさについて考える会主宰。ビューティサイエンス学会理事・監査役。ニックサロン代表。岐阜県出身、東京都在住。1969年「美しさについて考える会」を発足。学校法人佐々木学園にて教鞭をとりながら、女性美を人間学からとらえなおす活動を一貫して進め、近年、新しい学問領域「美容構成学」の創設のために穏やかに取り組んでいる。リビングマガジン研究所、現フジテレビ商品研究所発足時には、美容部門の主任研究員として参加。1971年、原宿表参道に美容室ニックサロンを開設。ハードとソフトを融合させたビューティコミュニティーサロンとしての実践と後進の育成に地道に活動をつづけ、幅広い人脈の支持を大切にしている。1991年、日本の婚礼文化を見直す「出立の祝・衣装展」を開催。花嫁衣装のデザインとプロデュースを手がけ、日本の美のかたちの本質を提唱している。1997年、NHK朝の連続テレビ小説「あぐり」の美容指導を担当
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