フィクションとしての家族―近現代ドイツ語圏における家族の文学史

個数:

フィクションとしての家族―近現代ドイツ語圏における家族の文学史

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月18日 04時54分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6変判/ページ数 378p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784879844613
  • NDC分類 940.2
  • Cコード C0098

内容説明

18世紀から21世紀までのドイツ文学が描いた家族という虚構。文学テクストにおける「家族」の表象は、社会制度としての「家族」の影響を強く受けつつ、理想化され絶対化された虚像としての「家族」の実態を浮かび上がらせる。フィクションとしての文学が社会に問いかける「家族」の歴史を読み解く。

目次

第一部 家族の黎明:十八世紀(感情とカップル―ゲラート、ゲーテ、レンツの小説を例に;「子殺し女」の文学―十八世紀末におけるケア領域の浮上;希求され、拒まれる家族―クレメンス、ブレンターノの『ゴドヴィ』を中心に)
第二部 家族の危機:十九世紀(母親たちの女性解放―十九世紀の家庭雑誌とカール・グツコー『家のかまどの団欒』誌;シュトルムの『白馬の騎手』における家族の幻影;良き家族の恵まれた犠牲者たち―トーマス・マン『ブッデンブローク家の人びと』にみる)
第三部 家族をめぐる闘争:二十世紀から現代へ(ザルテン『バンビ』に見る家族像―異性愛と父子愛の緊張関係;近代家族とセクシュアリティ―ウニカ・ツュルンの『暗い春』について;ジェンダー、痛み、悼み―エルフリーデ・イェリネク『スポーツ劇』における「家族」;ナチズムとの対決の場としての「家族」と移民の「家族」)

著者等紹介

吉田耕太郎[ヨシダコウタロウ]
大阪大学人文学研究科教授

西尾宇広[ニシオタカヒロ]
慶應義塾大学文学部准教授

福岡麻子[フクオカアサコ]
東京都立大学人文社会学部准教授

藤原美沙[フジワラミサ]
京都女子大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品