フラバル・コレクション<br> 十一月の嵐

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フラバル・コレクション
十一月の嵐

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  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784879844316
  • NDC分類 989.53
  • Cコード C0397

内容説明

作家自身が見つめ、経験した、ナチスのチェコ侵略、「プラハの春」の挫折、そして「ビロード革命」。歴史の大きな出来事についての語りはしかし奔放に、自在に逸脱し、メランコリーとグロテスクとユーモアがまじりあう中に、シュールで鮮烈なイメージが立ち上がってくる―。フラバル後期の傑作短編集。

著者等紹介

フラバル,ボフミル[フラバル,ボフミル] [Hrabal,Bohumil]
1914‐1997。二十世紀後半のチェコ文学を代表する作家。モラヴィア地方の町ブルノに生まれ、ビール醸造所で幼少期を過ごす。プラハ・カレル大学修了後、いくつもの職業を転々としつつ創作を続けていた。1963年、短編集『水底の真珠』でデビュー、高い評価を得る。その後も、躍動感あふれる語りが特徴的な作品群で、当代随一の作家と評された。1968年の「プラハの春」挫折後の「正常化」時代には国内での作品発表ができなくなり、その後部分的な出版が許されるようになるものの、1989年の「ビロード革命」までは多くの作品が地下出版や外国の亡命出版社で刊行された

石川達夫[イシカワタツオ]
1956年東京生まれ。東京大学文学部卒業。プラハ・カレル大学留学の後、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専修大学国際コミュニケーション学部教授・神戸大学名誉教授。スラヴ文化論専攻。著書に、『マサリクとチェコの精神』(成文社、サントリー学芸賞および木村彰一賞)など。2016年イジー・ホスコヴェツ賞(チェコ心理学会)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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どんぐり

87
チェコの作家フラバルのアメリカ講演ツアーがもとになった「文学的コラージュ」10篇。1968年プラハの春、1989年ビロード革命の改革運動を背景に中欧の知識層や文化に関する事柄がばらばらに散りばめられている。反ナチスのデモで殺害されたヤン・オプレタル、亡命者となったクンデラ、映画人のフォアマン、カフカなどチェコゆかりの人たちや、ソンタグとフラバルの会話、詩人のディラン・トーマス、チャップリンの映画の話も出てくる。難解さが際立ち、頭の中が雑音と混線状態。何回か文章を反復して読んでも、理解には至らない。→2023/03/16

かもめ通信

20
自伝的要素を多分に含んで70代の作家が描き出すのは、激しい痛みを伴いながら、書くこと、飲むこと、生きること、死ぬこと。読者を煙に巻くような語り口は健在だが、なによりも心打たれたのは、作家がなぜ「自己批判」的声明を出してまで、チェコで執筆活動を続ける選択をしたのか、その選択のためにどれほど多くの仲間たちから非難を浴び続け、そのことが老年期を迎えた自分にとって、今なおどれほど激しい痛みとなっているのかということを率直に語っていることだった。2023/03/27

のりまき

15
卯月さんに向けてとりとめなく語られる追想なのか、進行中の出来事なのか、なんのこっちゃ状態で読了。知識不足を痛感。初めてのフラバル、これから読んだのは失敗かも。2023/02/18

まこ

10
作者はこの短編集を卯月さんに送ったのか。卯月さんのいるアメリカを満足国とし、チェコと比べながら、チェコへの想いを綴る。ナチスへの反乱が失敗に終わったことでチェコの革命を冷めた目で、失敗すると半分予想して見ていてたら。若者達の力で何か違うぞ凄いって感じた。満足国から何か貰ってチェコが変わったのか。2023/01/29

relaxopenenjoy

5
これは、これでとても深い…エッセイなのか?1989のビロード革命の様子は興味深い。社会主義時代にアメリカや国外に亡命した人、しなかった人、その観点は面白いけど、、短編集というが、めっちゃ長く感じるし、注釈だらけ(7割くらいが人名)だし、読みづらかったわ〜これまで邦訳されたフラバルの中編や長編はほぼ読んでしまい、なんか上手くいえないけどフラバルは好きなので、待望の新作と思い楽しみにしてたけど、なかなか難解で、読みきるのたいへんでした。他にもまだ邦訳されてない作品があるっぽいので首を長くして待とう。2024/12/23

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