内容説明
私たちはいかにして歴史に遭遇し、歴史を経験し、歴史を消費するのか。世代間の歴史認識の差、家族の記憶と歴史、都市に保存された歴史、メディアが演出する歴史…戦後ドイツの人々にとって、負の刻印を押された自国の近現代史が、いかなる姿をとって立ち現れてきたかを分析する。
目次
導入
序曲―ドイツ史はいかに短いか、長いか
体現された歴史―世代のダイナミズムについて
家庭の記憶における歴史―世界史への私的アプローチ
公的な空間における歴史―想起の担い手としての建築
演出された歴史―ミュージアムとメディア
展望―国民の再発明
著者等紹介
アスマン,アライダ[アスマン,アライダ][Assmann,Aleida]
1947年、ドイツ、ビーレフェルト近郊のベーテルに生まれる。1977年、ハイデルベルクにて英文学博士号、テュービンゲンにてエジプト学博士号取得。1992年、ハイデルベルク大学新文献学部で教授資格取得。現在、コンスタンツ大学英文学・一般文芸学教授
磯崎康太郎[イソザキコウタロウ]
1973年、神奈川県に生まれる。1997年、上智大学文学部ドイツ文学科卒業。2002年、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現在、福井大学教育地域科学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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