内容説明
作家が紡いだ“関西”というフィクション。文学によって彫り出され、文学に刻みこまれた“関西”をたどる。
目次
第1部 横光利一のなかの「関西文化圏」(都市との遭遇―「第五学年修学旅行記」を中心に;帰郷という視点―「姉弟」と「御身」の地名性;一九二一・神戸―「灘にゐたころ」から;「家族会議」論―図式とその相対化の可能性 ほか)
第2部 同時代のなかの「関西文化圏」(関西からの発見/関西への発信―谷崎潤一郎「卍」「痴人の愛」から「細雪」へ;月給取りの視点から見た大阪―水上瀧太郎『日曜』『大阪』『大阪の宿』;「慣性の都」・京都―菊池寛が「生活第一、芸術第二」の信条を生み出した土地;原風景としての大阪―宇野浩二『清二郎 夢見る子』を中心に ほか)
著者等紹介
黒田大河[クロダタイガ]
近畿大学非常勤講師
重松恵美[シゲマツエミ]
佛教大学文学部非常勤講師
島村健司[シマムラケンジ]
龍谷大学文学部非常勤講師
杣谷英紀[ソマタニヒデノリ]
関西学院大学非常勤講師
田口律男[タグチリツオ]
龍谷大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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