引き裂かれた身体―ゆらぎの中のヘミングウェイ文学

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  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784879842619
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0098

内容説明

新旧の価値観のはざまで、葛藤と矛盾の中から紡ぎ出されたヘミングウェイ作品。そのダイナミズムを「身体」から読み解く。新視点からのヘミングウェイ論。

目次

1 ヘミングウェイ、その人生と身体(身体をめぐる伝記の試み)
2 「自然な身体」の誕生(大腸をぶら下げた兵士の身体;矯正される身体;機械の立ち入らない聖域;老いた身体)
3 痛みと麻酔のレトリック(麻酔をかけられた身体;麻痺する世代;麻痺からの脱出)
4 ヴィクトリア朝性道徳、性の解放、梅毒(禁欲主義か快楽主義か;神の怒り;あの恐ろしい肉欲)
5 男らしさからの脱却(髪と去勢;女性性を求めて)

著者等紹介

高野泰志[タカノヤスシ]
1973年大阪生まれ。1996年、京都大学文学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。現在、九州大学大学院人文科学研究院准教授。専門はアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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