翻訳行為と異文化コミュニケーション―機能主義的翻訳理論の諸相

翻訳行為と異文化コミュニケーション―機能主義的翻訳理論の諸相

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784879842589
  • NDC分類 801.7
  • Cコード C0080

内容説明

翻訳とは、異なる言語・文化間でコミュニケーションを成功させようとする営為である。翻訳を介したコミュニケーションが量的に増え、質的に多様になっているこんにち、翻訳のあり方も極めて多様化している。本書は、翻訳の場における3つの要素、「言語差」「文化差」「コミュニケーション状況」のそれぞれに即して、具体的な翻訳テキストを分析。多様化する翻訳のありかたを、理論的にとらえることをめざす。

目次

第1章 序論:翻訳と異文化間コミュケーション
第2章 機能主義的翻訳理論の展開
第3章 翻訳の多様性の検証:固有名詞の翻訳方法について―グリム童話他の事例から
第4章 言語差が翻訳に与える影響:単数形か複数形か―明示化概念を用いて
第5章 文化差が翻訳に与える影響:訳者注を手がかりにして―『キッチン』他の日独英比較
第6章 コミュニケーション状況が翻訳に与える影響―映像翻訳を例に
第7章 機能主義的翻訳理論の応用:評価分析のための方法―文学テクストの翻訳にみる異文化コミュニケーション行為
第8章 結論:自由と束縛

著者等紹介

藤濤文子[フジナミフミコ]
1959年生まれ。1982年、大阪外国語大学外国語学部(ドイツ語科)卒業。神戸大学大学院文化学研究科博士後期課程中途退学。文学修士。現在、神戸大学国際文化学研究科准教授。専門は翻訳理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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沖縄電鉄社長

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ある言語を別の言語に翻訳する際、言語や文化の差異はもとより、翻訳する目的(スコポス)を認識し、その目的に合致するよう翻訳する理論を、固有名詞の訳し方(あえて省略することも含め)、同じ映画を字幕・吹き替えで訳した結果の違いなど、具体的を挙げて述べている。2022/09/03

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